滞在制作in木之本
滋賀県長浜市木之本での滞在制作をさせて頂きました。
戦国をテーマに室町時代から昭和の初期まで、街道筋の民家を宿として牛馬市が開かれていた馬宿平四郎さんを舞台に描かせていただきました。
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「癖ある馬に能あり」
一癖あるくらいの方が秀でた能力があり、どこか凡人と異なるところがあるものだ。
七本槍の一人、加藤嘉明(嘉明が、馬喰(牛や馬などの仲買商人)上がり、といわれるのは、12歳の時には近江・長浜で牛や馬を売ったり買ったりする商売を手伝っていたからだ、とされる。
右の木は羽柴秀吉が木之本に駆けつけた時に馬が疲れて死んだのを哀れみ、この地に埋葬し、愛用の鞭をさしておいたところ、芽をだして、今日の大木に成長したと言われている。」という言い伝えがあるイヌザクラと身体を休める馬を描きました。
宿場町という場所を身体を休める姿と再出発する姿で表しました。
素材:墨(木之本地下水で摺る)、胡粉
サイズ:W5000mm×H1800mm
制作時間:39時間半(6日間)
場所:馬宿平四郎(滋賀県長浜市木之本)
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