『N/A』作品説明&作品購入はコチラ

2021年2月16日(火)~28日(日)ギャルリーフロレゾンにて行われている個展に出展中の作品の解説ページです。

作品はギャルリーフロレゾンさんのオンラインショップで購入できます。

https://galeriefloraison.ocnk.net/product-list/19?view=new

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個展について

N/Aとは該当なし (not applicable) あるいは、当てはまらない / 未適用等を意味する英語の略語

2020 年から世界中の人々が正に今までに該当しない、当てはまらないような生活に変化し、自分自身の生活も変わりました。

その中で制作を続けていく事は、自分の生き方を見つめ直したり、新しいことに挑戦することの大切さを再度考える時間を与えてくれました。

2020 年に行った南アフリカも今は遠くに感じます。

natural( 自然的 ) と artificial( 人工的 ) な環境のどちらの世界にも生きる動物たちを見てきた自分が描ける作品を発表したいと思い今回の展示会を開催することにしました。


今回初めて”彩墨”という画材で色を入れた作品を発表しています。
動物園で見た動物の色は直線で構成し、自然界で見た動物の色はフリーハンドで構成しています。※牛の作品を除く


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作品解説

『虎狼儺』(コロナ)

儺(な)という漢字は「おにやらい」とも読み、疫病を追い払う行事の意味があります。

いま世界中で広がるコロナに対し、その被害が拡大しないよう願いを込めてこの絵を描きました。

人との距離が掴みづらい今だからこそ相手を思いやる心を持ちたいなと思います。

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『雄々しくあれ』

心に残る輪の年賀状 令和丑年版の為に制作した作品。

色を初めて使用した作品でもあります。

闘牛の様に恰幅の良い牛から放たれる闘気のような砂埃を表現しています。

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『ヨウシペツの滝』

北海道の知床で見た野性のヒグマとヨウシペツの滝を組み合わせた作品。

ヨウシペツとはアイヌ語で「いつもそこで獲物を狙い突きするところ」という意味があります。自然が保護されている知床の地に生きるヒグマの姿は雄大でもあり、どこか寂し気でもありました。

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『Accept』

Accept(受け入れる)
大牟田市動物園で見たキツネの作品。
守られた環境で生きるキツネの眼差しには安心と警戒が混ざっているように感じました。

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『Nimble』

Nimble(軽快)

南アフリカのAddo Elephant National Parkで見たダチョウの作品。
雄大な土地を悠々と歩く姿、これだけ広い土地であれば彼らも思いっきり走れそうです。
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『Agog』

Agog(わくわくして)

北海道の旭山動物園で見たホッキョクグマ。

水場で遊ぶ彼らは、口元の黒い部分のおかげか常に笑っているように見えました。

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『Nonchalant』

Nonchalant(平然とした)

南アフリカのHluhluwe–iMfolozi Park(シュシュルウェイムフォロジパーク)で見たサイの作品。

こちらのサファリは緑が多く、特に草食動物が多く暮らしているのですがサイはその中でも特に見つけることが難しくたまたま出会う事が出来ました。

ゆったりと家族やバッファローと泥遊びをしていたり、その暮らしぶりから居心地の良さを感じ取れました。

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『輝き続ける』

大阪の天王寺動物園で見たピューマの作品。

当時国内で飼育されているピューマの中で最年長だった子です。
自分がみに行ったときは両目が白内障で青白くなっていてとても大人しくしていました。
絵の中では片目だけ本来の目をイメージしながら描きました。

長年見てきた景色はどんなものだったのでしょうか。
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『その花を探して』

南アフリカのAddo Elephant National Parkで見たアフリカゾウの作品。
手前には朽ちた樹と南アフリカの国花でもあるプロテアを描きました。

プロテアの花言葉は「風格」。

動物たちに会いに行きたくてもいけない歯がゆい気持ち、いつかまた再会したい思いを込めました。

会いに行けるときに会いに行く、そんな時間を大切にしてほしいと思います。

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『見守る』

南アフリカのAddo Elephant National Parkで見たアフリカゾウの親子の作品。
ゾウが子育てをする時に群れにいるメス達みんなで協力し知恵を共有しながら子育てするという習性を表しています。
こちらの作品は3月8日(月)〜4月11日(日)まで千葉県市川市の大門通り、手児奈通り、弘法寺にて開催されるKUGURU展にて暖簾になります。
街中を41人のアーティストによる暖簾や壁画で彩る街中アートプロジェクトです。

https://www.instagram.com/ichikawaartcity_2020/

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『繋ぐ』

福岡市動物園で見たキリンの親子の作品。

命を繋ぐ、そして動物園という場所に繋がれたキリンの生活はどんなものなのでしょうか。
自然には厳しさもあり、動物園は安心もありますが自由はありません。
どちらがいい悪いではなく、どのように生きるかが大事な気がします。

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『Buffalo』

『Cow parent and child』

『Gnu』

こちらの三点は2021丑年カレンダー用に鉛筆で描いた作品です。
バッファローとヌーは南アフリカ、乳牛の親子は八王子にある磯沼ミルクファームという牧場で見てきました。

佐藤周作 Shusaku Sato

動物墨絵師として活動する佐藤周作のページです。 作品のポートフォリオ、活動告知や発表やオーダー作品の受付なども行えます。 1985年生まれ東京都出身 2008日本大学藝術学部美術学科絵画コース卒 2008年の春より「動物」「墨」を用いて作品を描き始める。 2017年よりフリーランスのアーティストとして活動しはじめる。

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